生理不順とは

生理不順とは正常とされる生理周期である25日〜38日に当てはまらず、次の月経までの間隔がそれよりも長かったり短かったりする状態のことを指します。
多くの場合ホルモンバランスの乱れが生理不順の原因となるようです。以下のようなものをまとめて生理不順と呼びます。

希発月経
    
生理周期が39日以上になり期間が長く空いてしまう状態
頻発月経
    
生理周期が20日以下など1ヶ月の間に複数回生理が来てしまう状態
過小月経
    
出血する期間が約2日以下になるなど月経による出血が少ない状態
過多月経
生理中の出血量が多かったり大きな血の塊が出るような状態
過長月経
生理期間が通常よりも長い状態(8日以上)
過少月経
生理期間が通常よりも短い状態(2日程度)
        

生理不順の原因

1.年齢によるもの

10代
子宮の発育が未熟で女性ホルモンの分泌が安定しない10代のうちは生理不順になることが多いです。一般的に生理周期が安定するのは初潮から数年かかると言われています。
そのため成人しても生理周期が安定しない場合は産婦人科等の病院を受診することをお勧めします。     
更年期
    
閉経前後の10年間のことを更年期と呼びます。更年期が近づくと徐々に経血量が減ったり生理周期が長くなり徐々に閉経へと向かっていきます。
一般的に50歳前後で閉経を迎えるケースが多く、40歳未満で閉経することを早期閉経と呼び、卵巣の機能に問題がある可能性があります。
一般的に1年以上生理が来ないと閉経と言われているので、当てはまる場合は同じく産婦人科等の病院で診察を受けることをおすすめします。
                        
   

2.生活習慣によるもの

過度のストレスや体重の増減、運動のし過ぎ等の理由で体に負担がかかっていたり栄養が足りない状態になると、脳が妊娠をしないようにするために排卵を止めるよう判断することによって生理不順が引き起こされます。
適度な運動と食事、規則正しい生活を心がけましょう。

体重減少
    
短期間で急激に体重が減少した場合や体脂肪率が極端に少ない場合は生理が遅れたり無月経になる可能性が高くなります。
体脂肪率が17%以下の方は注意してください。
体脂肪率について詳しく知りたい方はこちら
ストレス
    
過度なストレスや疲労も生理不順の原因になってしまう可能性があります。
過度の運動
    
運動量に対して摂取エネルギーが足りていない、運動による負荷が多い、体脂肪率が低すぎるなどの場合は生理不順の原因になる場合があります。
太り過ぎ
    
BMI25以上の肥満体型に分類される体型の方は痩せすぎの方と同じように稀発月経や無月経のリスクがあります。
BMIについて詳しく知りたい方はこちら
        

3.病気が原因の場合

病気によって生理不順が引き起こされるケースもあります。
生理不順が続くようなら産婦人科などの病院の受診をお勧めします。

考えられる病名として下記のものが挙げられます。
下記以外の病気が生理不順が関係している可能性もあるので、妊娠をしていない成人済みの方かつ生理不順が続く場合は病院の受診もご検討ください。

子宮筋腫
    
30代〜40代の女性に多い子宮壁にこぶのような形状の良性腫瘍ができる病気。症状として月経痛悪化、貧血、便秘等が挙げられるが症状が出ない場合もあります。
子宮内膜症
    
20代〜40代の女性に多い子宮内膜が本来の場所である子宮内腔以外にできてしまう病気。ひどい月経痛がある場合は子宮内膜症の疑いがあるため要注意。
子宮体ガン
    
30代〜閉経後の女性に多い病気。子宮本体にできるガンで月経期間外の出血や排尿時の痛み等の症状が出るのが特徴です。
        

4.妊娠している場合

生理予定日より前に性行為があるかつ生理不順になっている場合は妊娠の可能性が考えられます。心当たりのある場合は妊娠検査薬を使用し妊娠の有無を確かめましよう。

妊娠検査薬は薬局やドラッグストアや通販等で購入できます。生理が来なかった場合にその生理予定日の2週間後から正確に検査できるタイプの商品が多いようですが、最近は予定日後1週間から使用できるものも増えています。

陽性だった場合は病院を受診しそこで貰える妊娠届出書を自治体の窓口に提出して母子手帳を貰いましょう。異所妊娠などの正常な妊娠ではなかった場合でも陽性反応が出るので、正常な妊娠か確かめるためにも早めの受診をおすすめします。
また、妊娠検査薬の精度は100%ではないので検査薬を使い陰性反応が出た場合でも生理不順が改善されていない場合は産婦人科の受診をおすすめします。

妊娠について詳しく知りたい方はこちら

生理不順の改善方法

上記のように生理不順は病気が原因で引き起こされる可能性があるのでまずは病院を受診されることをお勧めします。また低用量ピルには生理不順の改善の効果も期待できるため服用を検討するのもおすすめです。

低用量ピルについて詳しく知りたい方はこちら

病気や妊娠ではなくストレスや生活習慣が原因の場合は以下のことに気をつけ、改善を目指しましょう。

  • 生活リズムを改善し規則正しい生活を送る
  • 無理なダイエットは避ける
  • 1日3食きちんと食べる
  • 体脂肪率や体重は標準体型の範囲に納める
  • なるべくストレスを溜めない
  • アロマやストレッチでリラックスしストレス解消
  • 運動をしたあとはゆっくり体を休める
  • 低用量ピルの服用

生理不順かなと思ったら

妊娠しているわけでもないのに生理が遅れていたり逆に早く来すぎたりする時は生理不順の可能性があります。生理不順は重大な病気が潜んでいるサインの可能性がある他、生活習慣の乱れやストレス、年齢、体型の変化などありとあらゆる原因が考えられます。
原因に心当たりのない場合は病院で診察を受け改善のためのアドバイスを貰いましょう。生理不順を改善するためには規則正しい生活やバランスの良い食事などを心掛けましょう。

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